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年末年始のお知らせ

休業期間:12月31日~1月3日まで。
4日からは通常どうりの営業になります。

Single coil pick-up 製作しました

お客様のリクエストによりストラト用 高出力ピックアップ
3タイプを製作しました。

お客様には実際に試奏して頂き、
各タイプ、キャラクターがはっきりしており判り易い、
好みに合わせて選択できるとのことでした。

来店して頂ければ全タイプ試奏可能です。

Dscn2496.jpg
上からType1 Type2 Type3

共通仕様
ポールピース  :アルニコ5 トールD仕様
コイル巻き方向 :CW(時計方向)
着磁      :Sトップ 450ガウス(ポールピースより3mmで計測)
ワックス浸透  :ビーズワックス(蜜ロウ)30%配合ワックスにて真空引きによる浸透
ボビン材    :バルカナイズドファイバー
配線      :米国製クロスワイアー

TYPE1 ”HOT ORANGE ”
コイル:フォームバー 42ゲージ  8800ターン 6.7kΩ

通常の太さのコイルを使用し、テンション緩めのオールドスタイルを
周到しつつもターン数を増やしたモデル

ストラトらしいキャラクターながらもパンチのあるサウンド
ポジションを選ばないオールマイティなタイプ
ブリッジポジションではアンプがクリーン状態ではもちろんカリカリ感はあるが、
オーバードライブ状態では十分なドライブ感が得られる。

TYPE2 ”RED WIND ”
コイル:エナメル   43ゲージ 12000ターン 12.0kΩ

通常より1ランク細いコイルを使用し極限までターン数を増やしたモデル

ワイドレンジで音圧が高く、ピッキングの強弱に対する反応が良い。
ブリッジポジションにおいても音の太さは失われず、また爽快感もあり。
アンプのゲインを上げていくとパワフルなオーバードライブサウンドが得られる。
低域ではザクザクとしたワイルド感もある。
センター or ブリッジポジションでキャラクターが際立つ。

TYPE3 ”Destroyer ”
コイル:エナメル   44ゲージ 14000ターン 16.7kΩ

通常より2ランク細いコイルを使用し、抵抗値は従来を凌駕する16.7kΩのモデル

これはハムバッカーか??と疑いたくなるほど図太いサウンド。
オーバードライブ時にはピックアップ内にディストーションがあるが如くブロー寸前まで歪む。
常に轟音感があり、低音のパワフル感が際立つ。
ノイズは若干上がる。
ブリッジポジションで真価を発揮する。

各ピックアップのインプレッション、及び音響特性については、
下記条件にて出力レベル、及び周波数成分を測定

使用機材
Guitar : Fender JPN ST57 メイプルネック
          出力レベル・周波数成分測定はブリッジポジション
 VOL:10 TONE:10

Amp    : Marshall JTM30(フルチューブ)
          出力レベル・周波数特性測定はクリーンCH
VOL・TONEは全て12時のポジション

周波数成分測定

5弦開放(Fig1)
メイン出力(107.7kHz)はTYPE2/3がコイル巻き数に比例して高い結果となった。
TYPE2は高調波成分が多く、これがザクザクとした感じの要因である。
Fig1
5g00f.jpg

2弦開放(Fig2)
以外にも一番ターン数の多いTYPE3の方がTYPE2より出力が小さい結果となった。
TYPE3の音の太さは中域のパワーによるものだろう。
Fig2
2g00f.jpg

2弦12フレット(Fig3)
TYPE3の高調波成分の多さが際立つ。
強烈な歪みはこの高調波より生み出される。
Fig3
2g12f.jpg

AWG44入荷致しました

AWG44コイルが入荷しましたのでご紹介いたします。
ストラトなどで16KΩ~18KΩ辺りまでは巻けるかと思っております。
実際にピックアップを製作し聞いた結果、シングルコイルの場合は
若干ノイズは上がりますが、ハムバッカーに近い音色になります。
リワインドお待ちしております。
DSC01578.JPG

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